2010年12月27日

『どうして羽生さんだけが、そんなに強いんですか?』読了

どうして羽生さんだけが、そんなに強いんですか?
どうして羽生さんだけが、そんなに強いんですか?

5つ星

タイトルが衝撃的ですが、現在の将棋界のありようがわかる本です。特に、タイトル戦に登場したトップ棋士の本音がたくさん載っていて興味深い内容が満載です。その中で、トッププロと若手との共同研究について感じたことを少し書きたいと思います。

トッププロと若手との共同研究について、今の時代の重要性を明らかにしているとともに、若手の研究情報をトッププロが収集していることが搾取に当たるのかどうかについて問題提起がされています。搾取にはあたらずトッププロと若手との関係は対等である旨の深浦九段の話が記載されていました。

トッププロが若手との共同研究により若手の研究情報をトッププロが収集するというのは今に始まったことではなく、17年前に米長九段(当時)が中原名人(当時)から名人を奪取したときの大きな要因であると言われています。米長永世棋聖は当時、森下九段のことを「森下先生」と呼び、若手に教えを請うという姿勢で若手と共同研究をしていたと記憶しています。

米長永世棋聖は、名人を奪取した後のテレビ番組で(たしか徹子の部屋だったと記憶していますが)、若手の研究情報を収集しているだけではなく自分のもっているものを若手にも提供している旨の話をされていたように記憶しています。

このように若手の研究情報を収集するということは17年前には既におこなわれていました。17年前と現代では情報の質において比較にならないかもしれませんが、それを当時から積極的に採用した米長永世棋聖には先見の明があったことがうかがえます。
posted by はくしん at 22:23| Comment(1) | TrackBack(0) | 書籍関連

2010年12月26日

エコノミストが選ぶ経済図書ベスト10(2010年)

本日の日本経済新聞朝刊の読書面に「エコノミストが選ぶ経済図書ベスト10」が掲載されていました。昨年の12月から今年の11月の期間に刊行された中で、日本人エコノミストら31人が選んだお薦めの経済図書ベスト10が紹介されています。メモ書きのためにここに残しておきます。

1.競争の作法
2.これからの「正義」の話をしよう
3.競争と公平感
4.デフレとの闘い
5.若年者就業の経済学
6.大いなる不安定
6.単身急増社会の衝撃
8.リーマン・ショック・コンフィデンシャル(上)(下)
9.ポールソン回顧録
9.消費税の政治経済学
9.ストーリーとしての競争戦略

(引用:日本経済新聞朝刊 2010年12月26日 19ページ 読書面)
posted by はくしん at 12:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍関連