
シリコンバレーから将棋を観る

ベストセラー『ウェブ進化論』の著者である梅田望夫氏の本ですが、将棋について書かれている本であるためウェブ進化論とは何も関係ないのではないかと思われるかもしれませんが、決してそのようなことはありません。「現代将棋」の世界が現代の知の社会の縮図であり、現代社会の先を進んでいるということがこの本を通じてわかります。
「知のオープン化」、羽生善治の「高速道路論」、Googleの考え方は羽生善治の考え方と同じであるなど、将棋を知らない人にも有益な本です。
NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」の羽生善治の回をご覧になった方にはぜひお薦めしたい一冊です。