2012年01月27日

抵当権抹消登記の手続きについて

先日、住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)の住宅ローンを全額返済したため、抵当権抹消登記の手続きをしました。

司法書士に依頼すれば、お金は掛かりますが、手間をかける必要はなく手続きをすることができます。

しかし、抵当権抹消登記の手続きは人生に一度あるかないかということもあり、また、銀行の方からは、わからない場合は法務局に聞けば教えてくれるので自分でできる旨を言われたため、自分で手続きをすることにしました。

抵当権抹消登記の手続きをする際に参考したのは以下です。(順不同です)

抵当権抹消登記手続きを自分でするホームページ
自分でできる抵当権抹消登記(MAX's HomePage : Audio & Bourbon Whiskey)
同一申請書による一括申請(登記実務Q&A)
抵当権抹消の登記申請書の書き方(OKWave)

私の場合、抵当権抹消登記の手続きをするために、住宅金融公庫から住宅金融支援機構への抵当権移転登記の手続きが必要な状態だったのですが、事前に銀行で手続きをしていただくことができましたので、自分では抵当権抹消登記のみをするだけとなっていました。
(余談ですが、司法書士が住宅金融支援機構への抵当権移転手続きをすると、その手続き費用を住宅金融支援機構が支払う仕組みとなっていますので、その費用を稼ぐために事前におこなったものと推測されます。)

土地と建物に抵当権が設定されていましたが、土地と建物の所有者が次のようになっていました。

 土地・・・家族(A)と家族(B)の共同所有
 建物・・・私(C)の所有

ネットではこのような事象が見当たりませんでした。そのため法務局の相談窓口で聞いて書類を作成しました。

登記申請書は次のように記載しました。

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      登 記 申 請 書

登記の目的    抵 当 権 抹 消(順位番号後記のとおり)
抹消する登記   平成○○年○○月○○日受付第○○○○○号
原   因    平成○○年○○月○○日 弁済

権利者(申請人)兼義務者代理人
         ○○○市○○○町○○○
                C C  C C (印)
             (連絡先 XXX-XXX-XXXX)
権利者
         ○○○市○○○町○○○
                A A  A A   
権利者
         ○○○市○○○町○○○
                B B  B B   

義 務 者    東京都文京区後楽一丁目4番10号
            独立行政法人住宅金融支援機構
  理事長  ○ ○  ○ ○

添付書類
登記原因証明情報  登記識別情報または登記済証
代理権限証明情報  資格証明情報

平成○○年○○月○○日申請 ○○○法務局○○○支局 御中

登録免許税    金2,000円

不動産の表示
   不動産番号 ○○○○○○○○○○○○○
     順位番号 ○
   不動産番号 ○○○○○○○○○○○○○
     順位番号 ○

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法務省のホームページには「抵当権抹消登記申請書」の様式がありますが、その様式を若干変更しています。複数の権利者がいる場合にはこの様式だと不便であるためです。

法務省:新不動産登記法の施行に伴う登記申請書等の様式について(お知らせ)

『抹消する登記』は抵当権を設定した際の受付番号です。

登記申請書以外には、家族(A)と家族(B)の委任状が必要ということで、銀行から渡された委任状の住宅金融支援機構の理事長が記載されている下の余白に家族(A)と家族(B)の住所・氏名を記載し、認印を押印しました。家族(A)、家族(B)、本人(C)の認印は別のものです。

また、金銭消費貸借契約書が必要ということで、合わせて提出しました。

ご覧になった方の参考になれば幸いです。
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2011年11月10日

2011年の上場廃止銘柄

東京証券取引所はオリンパスと大王製紙の株式を監理銘柄に指定しました。

オリンパスと大王製紙は来月14日までに決算が発表されない場合、上場廃止となります。

今年2011年に東京証券取引所で上場廃止となった銘柄は次の通りです。

1月27日  応用医学研究所:シミックの完全子会社化
1月27日 JST:MBO
1月29日 シルバー精工:銀行取引停止→民事再生法適用
2月24日 コネクトテクノロジーズ:コネクトホールディングスの完全子会社化
2月26日 アロカ:日立メディコの完全子会社化
3月1日 レイテックス:時価総額が基準未満で上場廃止基準に抵触
3月16日 セキュアード・キャピタル・ジャパン:MBO
3月16日 ノエビア:ノエビアホールディングスの完全子会社化
3月16日 コンビ:MBO
3月29日 ハネックス:ゼニス羽田の完全子会社化
3月29日 三洋電機:パナソニックの完全子会社化
3月29日 パナソニック電工:パナソニックの完全子会社化
3月29日 ザ・トーカイ:TOKAIホールディングスの完全子会社化
3月29日 住友信託銀行:三井住友トラスト・ホールディングスの完全子会社化
4月26日 リンク・ワン:時価総額が基準未満で上場廃止基準に抵触
4月26日 セディナ:SMFGカード&クレジット(非上場)の完全子会社化
4月26日 リサ・パートナーズ:NECキャピタルのTOBによる完全子会社
4月27日 倉敷機械:倉敷紡績の完全子会社化
4月30日 インボイス:MBO
5月1日 デザインエクスチェンジ:時価総額が基準に抵触→民事再生法適用
5月27日 サンエー・インターナショナル:TSIホールディングスの完全子会社化
5月27日 東京スタイル:TSIホールディングスの完全子会社化
6月27日 アートコーポレーション:MBO
6月28日 セコムテクノサービス:セコムに合併
6月28日 オーエム製作所:ダイワボウホールディングスの完全子会社化
6月28日 アロン化成:東亞合成の完全子会社化
6月28日 イマージュホールディングス:MBO
6月29日 メルクス:時価総額が基準未満で上場廃止基準に抵触
7月22日 カルチュア・コンビニエンス・クラブ:MBO
7月27日 川島織物セルコン:住生活グループの完全子会社化
7月29日 富士火災海上保険:AIG及びチャーティスが100%株式取得
8月1日 エノテカ:MBO
8月9日 LTTバイオファーマ:不適当な合併等による上場廃止基準に抵触
8月29日 みずほ信託銀行:みずほフィナンシャルグループの完全子会社化
8月29日 みずほ証券:みずほコーポレート銀行(非上場)の完全子会社化
8月29日 みずほインベスターズ証券:みずほ銀行(非上場)の完全子会社化
9月28日 日新製糖:日新製糖ホールディングスの完全子会社化
9月28日 AQインタラクティブ:マーベラスAQLに合併
9月28日 大正製薬:大正製薬ホールディングスの完全子会社化
9月28日 宮越商事:宮越ホールディングスの完全子会社化
9月28日 パラマウントベッド:パラマウントベッドホールディングスの完全子会社化
9月28日 CSK:SCSKに合併
9月28日 栄光:栄光ホールディングスの完全子会社化
10月3日 C&I Holdings:監査人による結論不表明による上場廃止基準に抵触
10月18日 ユニバース:アークスの完全子会社化
10月27日 サンシティ:民事再生法申請

完全子会社が目立ちますが、MBOによる上場廃止が8社もあります。
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2011年09月25日

宅急便・クロネコメール便『信書』送付は法令違反

最近、宅急便・クロネコメール便の取り扱いがたいへん厳しくなっています。

埼玉県の女性職員が『信書』に該当する文書をヤマト運輸のメール便サービスを利用したとして、埼玉県と女性職員、法人としてのヤマト運輸と男性従業員2人が今年3月に書類送検されたためです。

埼玉県とヤマトを書類送検 県警、郵便法違反容疑(MSN産経)

これを受けてヤマト運輸はHPに「信書に関する重要なお知らせ」を掲載して注意喚起をしています。

信書に関する重要なお知らせ(ヤマト運輸)

そこで、何が『信書』に該当するのかが問題となります。総務省のHPには『信書』のガイドラインが掲載されています。

信書のガイドライン(総務省)

また、日本郵便のHPにも『信書』に該当するものが掲載されています。

信書に該当するものを教えてください(日本郵便)

ビジネスで注意しなければいけないのは、請求書・納品書・領収書・見積書・契約書等の請求書の類、営業日報・月報等報告書の類などは『信書』に該当するため、宅急便やクロネコメール便を利用することは法令違反になるということです。

また日常生活においても、結婚式等の招待状、免許証・表彰状等の許可書の類、印鑑証明書、納税証明書、健康保険証等の証明書の類なども『信書』に該当するため、宅急便やクロネコメール便を利用することは法令違反になります。

このような法律が存在することに違和感を持ちますが、書類送検をされる事例もあるため注意が必要です。
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2011年09月23日

光よりも速いニュートリノのニュースで懐疑的意見も

名古屋大学などの研究グループが光よりも速いニュートリノを観測したということで、事実であれば相対性理論と矛盾が生じ現代物理学の根底がくつがえるために波紋が生じています。

光より速いニュートリノ 国際研究で観測 相対論と矛盾(asahi.com)
根底崩れた?相対論…光より速いニュートリノ(YOMIURI ONLINE)
ニュートリノ 「光より速い」 相対性理論覆す測定結果(日本経済新聞)

これに対して懐疑的な意見もあります。例えば、東京工業大学の河合誠之教授は、遅延が違うケーブルが間違って使われたいた等のミスについて指摘をして、信じる気にはならないという感想をTwitterで述べています。
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2011年07月04日

セ・リーグは危機感を持って欲しい

今シーズンの交流戦も相も変わらずパ・リーグ優位で終わりました。

今シーズンを観ても、パ・リーグに比べてセ・リーグのいろいろな意味での低レベル度は解消していないように思います。セ・リーグの各球団にはもっと危機感を持って欲しいと思います。

3月22日にツイートしたことを掲載しますが、今シーズンも何も変わっていないように感じます。



現状ではパ・リーグとセ・リーグは同列ではなく、パ・リーグの方が格上だと思います。

(1)交流戦の結果を見ればわかりますが、常にパ・リーグの方が上位です。昨年の成績は特にそれが顕著でした。パ・リーグが1部リーグでセ・リーグが2部リーグと言われても仕方がない状況です。

(2)WBCで先発させたい投手を考えるとダル、岩隅、田中、杉内、和田、涌井とパ・リーグの投手しか浮かびません。広島の前田はまだ1年しか活躍していませんので、複数年安定して活躍している中には遠く及びません。


(3)ここ数年試合を観戦していて思うのですが、パ・リーグの試合の方がセ・リーグの試合に比べて格段に面白いです。どう面白いのかがうまく言葉で表現できませんが、試合を見比べれば普通にわかると思います。

(4)地域密着についてもパ・リーグの方が圧倒的に先進的です。セ・リーグはもっと危機感を持つべきだと思います。
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2007年07月10日

モンスターペアレント度チェック

モンスターペアレント度チェックのページを更新しました。

モンスターペアレント度チェック

一昨日にアクセス数が急増したのには驚きましたが、今日のアクセス数は通常に戻ったようです。
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2007年07月05日

長寿企業大国にっぽん

先々週、NHKスペシャル「長寿企業大国にっぽん」という番組を見ました。たいへん面白い内容でした。

日本は創業100年を超える企業が数万社もあり、世界にも類がないとのことでした。この中では、主に次の3社について取り上げられていました。

ナベヤ
金剛組
花王

それぞれの企業に共通することとして、本業を大事にするという姿勢があることが強調されていました。また、企業の寿命を長くするためには遊びや余裕が必要ではないかとの指摘もあり、短期利益に走る傾向にある昨今の動きに対して暗に警笛を鳴らしているようでした。

番組の内容等については、次のサイトに詳しく書かれています。

http://lmp.blog59.fc2.com/blog-entry-479.html
http://www.icpe.or.jp/blog/2007/06/post_154.html
http://blog.miraclelinux.com/yume/2007/06/post_32a7.html
http://blog.livedoor.jp/ps27ld/archives/50971545.html
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2007年07月04日

モンスターペアレント

モンスターペアレントとは、学校に対して理不尽なクレームをつける親のことを言います。

モンスターペアレントによって学校の運営に大きな支障をきたしています。

あなたはモンスターペアレントではありませんか?

モンスターペアレント度チェック
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2007年05月23日

将棋のタイトル

女流棋士独立問題やコンピュータ対人間の対局など、何かと話題に上ることの多かった将棋界ですが、女流棋士独立問題やコンピュータ対人間の対局については別の機会にお話しするとして、今回は違う話をしたいと思います。

現在、森内俊之名人に郷田真隆九段が挑戦している第64期名人戦七番勝負が行われています。郷田九段の2連勝の後に森内名人が2連勝して、2勝2敗のタイとなっています。

名人戦といえば、昨年は世間を騒がせました。いわゆる名人戦問題です。名人戦の主催を毎日新聞社から朝日新聞社に移管しようとした日本将棋連盟執行部でしたが、最終的には毎日新聞社と朝日新聞社の共催という形で決着しました。これを受けて、現在行われている名人戦は毎日新聞単独主催の最後となり、次回の名人戦からは毎日新聞と朝日新聞の共催となります。

将棋界には現在7つのタイトルがあります。7つのタイトルを序列順に並べてみると、次のようになります。

○竜王(読売新聞社主催)
○名人(朝日新聞社・毎日新聞社主催)
○棋聖(産経新聞社主催)
○王位(新聞三社連合主催)
○王座(日本経済新聞社主催)
○棋王(共同通信社主催)
○王将(スポーツニッポン新聞社・毎日新聞社主催)

(なお、序列3位以降は序列が同列のタイトルもあるのではないかといった異論もあるかと思いますが、日本将棋連盟のHPに掲載されている順で序列とします。)

名人が序列トップではないのか?といった疑問をもつ方がいるかと思いますが、竜王が序列トップで名人はその次になります。これは、竜王戦創設の際に竜王戦を序列トップにしたいという読売新聞社の意向があり、賞金を全タイトルの中で最高額とすることで日本将棋連盟と決着したためです。竜王戦の創設を機に、名人は竜王に次ぐ序列2位となりました。

竜王戦が創設された1988年以来、竜王戦の序列トップが続いてきました。賞金も竜王戦が全タイトルの中で最高額を維持してきました。ところが、名人戦が毎日新聞社と朝日新聞社の共催となり、名人戦の賞金が竜王戦の賞金を上回ることになりました。日本将棋連盟は、名人戦の賞金が竜王戦の賞金を上回るのを受けて、竜王戦の契約が残っている2008年までは竜王戦が序列トップであることを述べています。2009年からの竜王戦の契約で賞金額や序列がどのようになるのか注目です。

さらに、各タイトルの違いについて少しだけ述べたいと思います。

名人戦は七番勝負ですが、タイトルによって五番勝負であったり七番勝負であったりします。また、名人戦は1局を2日にかけて行う2日制で実施されますが、タイトルによって1日制であったり2日制であったりします。さらに、名人戦は持ち時間が対局者それぞれに9時間ですが、タイトルによって持ち時間が異なります。各タイトルでは次のようになります。

○竜王戦・・・七番勝負・2日制・8時間
○名人戦・・・七番勝負・2日制・9時間
○棋聖戦・・・五番勝負・1日制・4時間
○王位戦・・・七番勝負・2日制・8時間
○王座戦・・・五番勝負・1日制・5時間
○棋王戦・・・五番勝負・1日制・4時間
○王将戦・・・七番勝負・2日制・8時間

名人戦第5局は5月30日・31日に行われます。
posted by はくしん at 21:03| Comment(0) | TrackBack(0) | その他

2007年05月21日

「R」

以前から自分の中で仕掛りになっていた統計学の勉強を再開しようと思い、ネットでいろいろと調べていくうちに、「R」というオープンソースのフリーソフトがあることを知りました。

パッと見ただけでも、以下のような書籍が出版されていました。

Rの基礎とプログラミング技法
Rで学ぶデータマイニング (1)
Rによる統計入門

「R」がどんなソフトなのか、どんなことができるのかを調べるのに時間がかかりそうでしたので、後日に調べたいと思っています。
posted by はくしん at 19:46| Comment(0) | TrackBack(0) | その他